BIM建築設計
プランニングピープル

ファイル管理

1 .ファイル管理及び、ファミリ作成及びネーミング規約等

  • ① プロジェクト名、ファミリ名、凡例、記号等に、極力小文字は使用しない。
    (一瞬、見間違い等や、大文字と小文字の区別は何かなど、ネーミング方法が複雑になる)
  • ②ファミリ名は、極力一般通称名称で表現し、タイプ名で階層を持つこと。
  • ③ファミリ名は、プロジェクトブラウザのファミリから、タイプ編集が可能なため、いちいちファミリエディタで行う必要はない。このため、ファミリ名は、タイプを限定するようなネーミングはおこなわない。
  • ④厚み等の表現:ルール化し統一する必要がある。(多様な表現で選択する場合に煩雑になる)
    厚みの表記などで、ア、アを〇で囲む、t12.5等、=などは省略し簡素化を計る。
  • ⑤マテリアルのネーミング:マテリアル名でタグ付け、説明のタグ付け等考えられるので、特殊文字等、例として「♯」は、注釈タグとして使用しづらくなるので使用しない。
  • ⑥ ファミリの保存の方法
    ロード時のオペレーションを考慮する必要があるので、後に、カテゴリごとに保存されていると、呼び出し時に簡単で整理がしやすい。コンポーネントファミリは、カテゴリ別に保存する。
  • ⑦ システムファミリは、カテゴリごとにプロジェクトファイルで保存方法がある。
    解説参照
  • ⑧ ビューテンプレートの活用
    表現したいビューをテンプレートとして作成し、一括でセットする。
    (簡略表示、標準表示、詳細表示)
    例:
    ・配置図 1/200以上:簡略表示
    ・平面図 1/50程度:標準表示
    ・平面詳細図、各部詳細図 1/20~1/50:詳細表示
    ・その他、塗潰しによる色表示のルール化をおこなう。

2. 注釈と線種

  • ① 線種は基本設定の線種を極力使用する。のちに、DWGCADデータを貼りつけた場合など、いろいろな線種がプロジェクト内に存在することになり、オペレーションに支障をきたす。(貼りつけたDWGデータ等、そのままの表現で使用する場合は、仕方ないのであきらめる。それ以外は、線種パターンは線種が変わるだけで削除しても図形そのものは残るので影響ない。)
  • ② 通り芯記号
    ・記号表記とサイズを決定する。
    ・通り芯の線種
    (一点鎖線の間隔が広すぎて、寸法丸が線と交差しないので、適正な間隔の線種の使用する。)
  • ③ 寸法表記
    ・基本寸法文字サイズの統一:2.5mmとする。
  • ④ 図面枠ファミリのフォーマット
    ・自社図面枠のフォーマットを決める(パラメータにて設定)
    ・図面サイズは:A3で良いか?A1もあり?必要数作成する。
  • ⑤ 注釈は基本的に、注釈タグを使うと、文字表記の相違が少なくなるため、できる限り文字入力は避けたほうが良い。
    3Dモデリングにより、ジオメトリには、情報があるのが、「BIM」!

3. 外構

外構データの作成貼りつけ:DWGデータの利用可とする。

4. 躯体・間仕切り壁

  • ① RC:マテリアル名のネーミング規約
    ・ネーミング:RC200+15、RC180+15+15:内外部の区別は付けない。
    (付けても、書く方向でどちらかわからないので、フリップすればよい。基本的な入力方向は決まっているが、外部、内部が違う材料の場合に、わかりやすいように、マテリアルの「グラフィック/サーフェイスパターン&断面パターン」の「パターン」を設定するとよい。)
  • ②、ALC:同じ
  • ③、乾式工法
    ・上記の壁システムファミリの設定
    ・石膏ボードの名称:GB、GB-D、GB-Sの表記は?
    PBで表記し、耐水等の表記を追記する。
  • ④ RCの手摺壁の表記は?;ファミリ解説で詳細を解説。
  • ⑤ 床:バルコニー、外廊下の表記は?:実施設計解説で解説。
  • ⑥ 階段:踊り場を含めたモデリングと表記は?:実施設計解説で解説。
  • ⑦ 法的分類のフォーマットを決める。
  • ⑧ RC造のコンクリート強度別の集計は必要か?
    (概算を算出する場合、構造強度種別により拾い出すことも可能。
  • ⑨ 天井と段差のある下がり壁の作成方法:表層のマテリアルをそろえること。
  • ⑩ 躯体のジオメトリの接合:同じものは、マテリアルをそろえること。
  • ⑪ 天井と段差のある下がり壁の作成方法:表層のマテリアルをそろえること。
  • ⑫ 躯体のジオメトリの接合:同じものは、マテリアルをそろえること。

5. 建具

  • ① 建具を部品化して、ネストさせる場合のパラメータは、インスタンスとし、上位のファミリで、関連付け設定する手法を採用する。後に、詳しくはファミリ解説で解説する。
  • ② 法的分類表記を決める。
  • ③ ネーミング例
    ・ファミリ名:♯WD_2枚引違い戸
    #等特殊文字は使用しない。また、_(アンダーバー)は見づらくタイプしにくいので、-(ハイフン)で統一する。WDの表記と、引違い戸の「戸」の部分が、かぶったような表記は避ける。例として、木製引違い戸、もしくは、木製引違いドア等に、統一する。2枚は不要(引違いは、2枚が当たり前。)、3枚になれば、3枚と表記する等、国交省建築標準仕様書で定められた表記がベター。
    ・タイプ名:1DK_押入:
    建具名としては、部屋名はふさわしくない。タイプ名としては、W×Hの表記が、見てすぐに判断できるネーミングが良い。ちなみに、部屋名は、配置した部屋ごとに、拾い出しできるため。
    ・WDは、建具の符号である。
    ・♯WD_2連片引込戸(引残し)1:
    ()は使わない、1の識別は意味不明。
     「木製2連片引込戸」で良い。通常片引きには引残しがあるので、引残しも不要ではと思うが、識別が必要であれば、引き残しの有る無しは、タイプでネーミングするとよい。
    (引き残しの寸法をパラメータでコントロールするとか。)

※ネーミングの例:材種、形式の組み合わせ
・「鋼製片開きドア」、「木製片引き戸」、「木製両開きドア-窓ガラリ付」とか、、
・タイプ名:「幅×高さ」、「W×H」、「W×H-引残し60」等

※蓄積されたファミリが、他のプロジェクトで使用されることを考慮する必要があり、同じ形式の建具ファミリで、使用箇所別にファミリを作成するのは不合理です。
他のプロジェクトでも使えるようなネーミングとする。
建具符号や配置する場所は、集計表でも分別することが可能。

6. 外部廻り、その他

  • ①手摺:仕様と形状
    ・システムファミリの作成
    → 今後の検討による。
  • ②建築設備:UB、キッチン等
    → 今後の検討による。
    ・断面を表現する必要のあるものは、カテゴリを収納設備とする。
    → カテゴリが家具で作成すると、断面が表示されないため。
    ・単に配置する、イス・テーブル類のカテゴリは、家具とし区別する。

7. リンクやファイル保存に関すること

  • 住戸タイプを一戸ごとにモデル化する場合、躯体モデルをリンクされますが、「ハーフトーン」、「下敷き参照」にチェックを入れると、そのモデルだけのデータとなるので、躯体で納まりの違うタイプを、なぞり書き間隔でモデルすることができる。
    その他、DWGデータを貼りつけた場合など、表示の必要がなければ、表示をOFFにしてしまうと良い!
  • リンクする場合の、取り合い部分(モデル範囲)を明確に決める。
  • プロジェクトの作業が進むにつれて、ファイル保存容量が大きくなります。(中身はよくわかりませんが、たぶん、Revitのデータファイル中、作業内容が保存されているからだと思います。新しい名前で保存し直すと、容量が下がりますので、ある時期には保存し直すとよいでしょう。)
  • グループ化はあまり使用しないほうが良い。リンクに比べて容量が大きくなる。

8. MEP

→ 今後の検討による。

2021.07.01
ユーザーインターフェイス

1. インターフェースの環境

下記はRevitのインターフェースの画面です。

インターフェースについては、各部の呼び名を、覚えるのではなく、どのような機能がどこにあるかを把握することが大切です。実務を行う上で、コマンド名がこうだから、こう使うという感覚ではなく、ここをクリックすると、こう動くというような感覚です。
私は、未だにインターフェースの名称は、あいまいで覚えていません。しかしながら、その関連性は、感覚で覚えています。
実際のオペレーヨンでは、建築設計を行う際には、想像しながら、いわば、モデリングしていくわけですから、コマンド名など、あまり気にせず行ったほうが、スムーズです。かえって邪魔かもしれません。
私の脳は、常に、3D状態です。常に、モデルを3Dで想像していると言っていいでしょう。

このように、BIMを使いこなすには、「3Dの脳」に慣れることだと思っております。

これまでの解説で、「システムの構成概要」で解説してきましたが、
Revitの機能は、相互に関連性が関わっていますので、全体を網羅しなければなりません。
それに関連した、機能のオペレーションを重点に解説いたします

2.「作図/参照面」

ビューでモデルする際の、下書き線のようなものです。参照面を基準にして(オフセットも可能)正確な距離を、モデルします。後に解説するファミリ作成にも、使用されます。ファミリ作成では、「参照線」という機能もありますが、これについては、ファミリ作成の解説時に、詳しくおこないます。

3.「ビューコントロールバー」

「コマンド/表示」にある機能を「ビューコントロールバー」にアイコン化されています。

①下記の図の通り、スケール表示部分をクリックして、ビューのスケールを設定します。前解説でも触れましたが、面図などのビューは複数作成することができますので、そのビューごとに、スケールを設定することができます。

②「ビュー詳細レベル」
Revitでは、ビューの詳細レベル/簡略、標準、詳細と、3つの表示レベルを設定することができます。
例えば、そのビューごとの、スケールを設定することで、配置図、平面図、平面詳細図等のビューを、コントロールすることができます。

③「グラフィックス表示オプション」
5つの表示オプションが用意されています。モデリングの際は、主に「陰線処理」、「シェーディング」を使用します。「リアスティック」は動作が重くなりますので、作業には不適切です。

④太陽の設定
3Dビューで、建物の影を表示する際に、太陽の位置設定を行うことができます。
「管理/プロジェクトの位置」で設定された情報に基づき、日時の太陽の高度、影の長さが表示されます。

⑤影オン/オフ
上記設定された、太陽の影のON/OFFをコントロールする部分です。

⑥「ビューをトリミング」「ビュー領域を表示/非表示」「ビューに非表示/選択表示を適用」は、「プロパティ/範囲」で設定されるビューをコントロールする機能です。
図のように、ビューでモデルを選択して、「ビューに非表示/選択表示を適用」をクリックすると、選択肢が選べますので、適宜選択すると、その条件で画面が表示されます。
必要な情報のみを表示させる場合に使用します。

図は、「非表示要素の一時表示」をクリックした状態です。先ほど、選択表示で選択し、非表示した場合には、一時的に非表示された状態が表示されます。選択した状態で、右クリックすると、下図のように、表示されますので例えば、「ビュー非表示を解除」をクリックすると、元のビューに戻ります。

特に、モデリングの際には、複雑な画面では、作成がしづらい場合がありますので、その際に使用します。

「ビューコントロールバー」の部分にある機能は、各ビューのプロパティの各カテゴリ項目にあるものです。
※Revitのオペレーションについて、よく使用する機能を解説します。
Windows環境のソフトであるため、操作環境は、Windowsに準拠していることが基本です。
・コマンドを選択して、右クリックすると、ダイアログボックスが表示されます。
・何かを選択し、「ctrl+C」を押下選択し、「ctrl+V」ではりつけることができます。
 (モデルや文字もそうです。)
・ビューで、モデルにマウスを近づけた状態で、「tab」を押しながら選択することで、選択肢が巡回し、選択できるようになります。
その他にも、シュートカット機能は、たくさんありますので、使用したい方は、覚えるとよいでしょう。しかしながら、私の考え方ですが、(年齢的なものもありますけど!)設計を行うわけですから、あまりバタバタとオペレーションするのは、抵抗がありますね。それよりも、きちっとしたRevitの成り立ちを理解し、システム的に作成するほうが良さそうです。

4. 各「プロパティ」詳細

各ビューの「プロパティ」を解説します。

① 平面図の「プロパティ」内容

  • タイプ編集:システムファミリですが、複製して別名のタイプを作成することができます。私の場合、ここでは、あまりコントロールしていません。後にでてくる、「ビューテンプレート」でのコントロールの方が、便利が良いと思います。
  • 平面図のタイトル:ここには、現在選択しているビューの名前が表示されています。現在のビューが表示されています。
    各項目には、平面図に関係する項目が表示されます。前記解説で出てきた、「ビューのコントロール」の表示部分もこれに当たります。また、「表示グラフィックスの上書き」もここに表示されています。「編集」クリックで表示されます。その他、これまで解説してきた機能の他に、「向き」「専門分野」「陰線を表示」「カラースキム」関係等が表示されます。
    ※詳しくは、後におこなう実施設計にて、追々、触れていきたいと思います。
  • 下敷参照図:「範囲:下部レベル」の選択等があります。
    ビューを見下げで見るか、見上で見るか、その見る範囲のレベルを何にするかという設定をおこないます。
    後の講習実務にて、試してみることにします。
  • 範囲:「ビューをトリミング」「トリミング領域を表示」「注釈トリミング」「ビュー範囲」「関連したレベル」「スコープボックス」「奥行き/下方クリップ」等の設定を行います。
    ※トリミングとは、ビュー領域を、ある矩形領域を指定して、表現するものです。
    「プロパティ/範囲/ビューをトリミングとトリミング領域を表示」をチェックすると領域が表示し選択すると青で表示されます。「リボン/モード/トリミングを編集」を選択すると、領域がピンク色に変わりますので、移動して範囲を指定します。これにより、その範囲が表示されるようになります。

範囲の編集は、「描画」機能で編集可能です。段型等で作図できます。

範囲を狭めて編集した後、「範囲/注釈トリミング」にチェックを入れた状態です。青の点線で注釈の表示範囲が示されます。この範囲にある注釈(寸法、文字等の注釈)が表示されます。

上の図では、上部の文字がその範囲に入っていれば、表示されています。
尚、引き出し線も注釈の一種ですから、文字に引き出し線がついている場合など、引き出し線を含む範囲が入っていないと表示されません。慣れないうちは、文字が消えてわからなくなることは、よくあります。書いているのに表示されないときは、これだと当たりを付けて、注釈範囲を編集すると良いでしょう。

下図は、「ビューの範囲/編集」画面です。「ビュー範囲の詳細」クリックしてみます。範囲の説明が表示されますので、色々試してみて慣れてください。
※ビュー範囲は、図面を表現する際に、重要な機能です。

  • 「スコープボックス」:「表示/作成/スコープボックス」を選択し、矩形領域のビューを、名前を付けて作成し、「プロパティ/範囲/スコープボックス」で、付けた名前を選択し割り当てると、その範囲が表示範囲となります。

    「スコープボックス」の主な利用例として、各階の平面図の表示などに役立ちます。同じ領域を表示させるときなどに利用できます。複数の階がある場合等、いちいち階ごとに表示設定をおこなうと図面の範囲の表記にバラつきが生じます。これを使うと同じ表示状態を保つことができます。ボックスは、立断面、3Dビューにも表示させることができますので、高さの範囲を調整することができます。
  • 「奥行/下方クリップ」:
    平面図や下記の例の立面図の表示をクリップで表現する機能です。平面図の場合、通常は「クリップなし」でかまいません。先ほど解説したビューの範囲で事足りている為です。
  • 識別情報:「ビューテンプレート」以下、このような項目があります。「ビューテンプレート」は、ビューをコントロールする際に、頻繁に使用する重要な機能です。

「識別情報/ビューテンプレート」をクリックすると、「ビューテンプレートを割り当て」が表示されます。「専門分野フィルタ」「ビュータイプフィルタ」「名前」と、「名前」対応した、各パラメータと値等が表示されます。
これは、前記した、ビューに関する機能が集約されて表示されています。
ビューのコントロールを、一つの「名前」として保存して、それを選択指定して、一括で設定する機能です。
例として、平面図のビューテンプレートを作成していたが、表示の設定を変更したい場合には、「名前」ごとに変更すれば、割り当ててある「ビューテンプレート」に従って、全てが設定により変更されます。
一つのビューごとを修正すると、まちまちになり、整合性が保てなくなります。ここで一括修正する便利な機能です。
「ビューテンプレート」は、頻繁に使用しなければなりませんので、必修項目の一つです。
※コマンドの「表示/ビューテンプレート」には、「現在のビューにプレートプロパティを適用」「現在のビューからテンプレートを作成」「ビューテンプレートを作成」とあります。
先ほど、説明した「識別情報/ビューテンプレート」と同じです。素早くおこなうには、「識別情報/ビューテンプレート」のオペレーションのほうが、ビューに関する情報が一括で判断できますので、ひじょうに便利です。

その他にも、「表示」に関する機能は、リボンに各アイコンありますので、クリックすると判断できると思います。このような場合に、ヘルプで調べるようにします。(F1)

  • フェーズ:「フェーズフィルタ」「フェーズ」前解説で解説した項目です。

2021.07.01
コマンドファイルの機能

ファイル/「新規作成」「開く」「保存」「名前を付けて保存」「書き出し」「出力」「閉じる」の、5つの機能があります。ファイルをクリックすると表示されます。右側には「最近使用したファイル」の一覧が表示されます。その下には、「オプション」が表示されます。

1.「新規作成」

下記のRevitファイルを作成します。

  • 「プロジェクト」:「プロジェクトの新規作成」ダイアログボックスのテンプレートファイルの欄から選択し作成します。一般的に、意匠設計は、「建築テンプレート」を使用します。OKすると、プロジェクトファイルが作成されますが、まだ保存されていませんので、名前を付けて保存します。
  • 「ファミリ」:クリックすると、ファミリのテンプレートが表示されます。ホルダーの場所は、「c:\ProgramData\AutoDesk\RVT2019\FamilTemplete\Japanese\」のインストールされた、既定の場所です。ファミリテンプレートのカテゴリから選択して、作成を始めます。
  • 「コンセプトマス」:上記、ファミリと同様に、「コンセプトマス」下に表示されます。
  • 「図面枠」:上記に同様です。
  • 「注釈記号」:上記に同様です。

2. 「開く」

既存のファイルを開きます。主に。「プロジェクト」ファイル、「ファミリ」ファイル等を選択します。

3. 「保存」

アクティブなプロジェクトを、上書き保存します。

4. 「名前を付けて保存」

「プロジェクト」「ファミリ」「テンプレート」「ライブラリ」を、新規に名前を付けて保存します。既存のファイルとは、別のファイルが保存されます。アクティブな状態でない場合には、グレー表示されています。

5. 「書き出し」

CAD型式などの、各種のデータ形式に書き出しします。イメージ及びアニメーション、集計表等のレポート、CAD型式などのオプション、が書き出されます。

6. 「出力」

「出力」「出力プレビュー」「出力設定」をおこないます。クリックすると、下記のダイアログボックスが表示されます。

ネットワークで接続されている印刷可能なプリンタが表示されますので、OKで印刷されます。
また、PDF型式などもサポートされています。
Revitの特殊な機能として、「選択されたビュー/シート」がありますが、ビューのみやシート(図面)を選択することができます。打合せ時に出力するPDF型式など、直接出力します。
また、下記のように設定することができます

必要なものだけを、選別して名前を付けて保存するなど履歴を残すことができます。
例として、「2020/06/05-第1回打合せ用意匠図」等の名前を付ければ、変更後の同じ図面範囲を、名前を変えて保存し直して残すことができます。

7.「オプション」

・「一般」:ダイアログボックスの項目設定がなされます。

・「ユーザーインターフェイス」

ユーザーインターフェイスに関する設定がなされます。

・「グラフィックス」
グラフィックスに関する設定がなされます。主に、「色」では、オブジェクトを選択した際の、色を指定します。
仮寸法文字の外観では、サイズの設定がなされます。これは、作業中の仮寸法文字が小さくて見づらい場合に、少し大きめにすると効果があります。

・「ハードウェア」
搭載されているグラフィックボードが表示されます。

・「ファイルの場所」
プロジェクトの新規作成する際のテンプレートファイルが設定されます。ユーザーのテンプレートファイルを緑の+で追加すると、新規作成時に表示されるようになります。
「配置」では、ユーザーのライブラリのパスを設定できます。

・「レンダリング」
マテリアルのパスを緑の+で追加することができます。

・その他のスペルチェック等の設定がおこなえるようになっています。通常は、事前値で設定する必要はありません。

2021.07.01
凡例概要

  1. ビュー/作成/凡例で、新規作成、スケールを選択し作成します。凡例も2次元の図形です。
    製図ビューとの違いは、製図ビューがシートに、一度しか貼りつけないのに比べて、凡例は何度でも貼りつけることができます。図面の凡例に使用します。
  2. 図面のレイアウトする際に、参照線を使った、レイアウトする際の下書き線のような利用方法も可能です。何度も貼りつけ可能なので有効です。
    Revitには、「ガイドグリッド」という機能がありますが、不便な点がありますので、このような利用方法も有効です。
  3. 利用例として、仕上げ、各伏図、色々な凡例が考えられます。

※具体的には、実勢設計の講習時に、詳しく解説していきます。

2021.07.01
製図ビュー概要

  1. 製図ビューとは、2次元の詳細図を書くものです。
  2. 主に、設計に於けるデティール集を作成すると便利です。

国交省建築工事共通仕様書等にならい、既存の2次元CAD(DWG)を呼び込んで貼りつけます。そのままでも良いのですが、編集を行いたい場合は、展開して保存します。

展開する場合の留意点は、元データのスケールと合わせる必要があります。あらかじめ、2DCAD側で、スケールを調整して呼び込んだほうが便利です。
(展開すると、文字サイズが合わず、図形と文字のバランスが崩れますので、Revit側での修正が煩雑になります。)

社内で構築すると、共通詳細図として、使い廻しができるようになります。

※自社の設計資産をもう見直し、構築するのも得策です。

2021.07.01
集計表概要

1、表示/作成/集計表からドロップダウンで、一般的なものとして、「集計/数量」を選択して、ダイアログボックスの「新しい集計表」から、目的のカテゴリを選択し、集計表の名前を付けて作成します。

2、下記の例は、「シートの一覧」から図面リストの集計表を作成する例です。
  「プロパティ/その他/フィールド」を選択すると、「シートリストプロパティ」が表示されますので、「使用可能なフィールド」から項目を選択し、右矢印をクリックし「使用予定のフィールド・・」に入れます。

※集計表の詳細機能については、11月の集計表の解説でおこないます。

2021.06.30
修正概要


「修正」は、オブジェクトの修正機能です。

1 「選択」

「リンクを選択」「下敷き参照要素を選択」「ピンされた要素を選択」「面で要素を選択」「要素をドラッグして選択」の5つの選択肢があります。
「選択」欄で、下矢印部分をクリックすると、5つのチェックボックスが表示されます。チェックを入れた項目が、選択する際の、選択肢となり、オブジェクトを選択する際に機能します。
チェックを入れない要素は、選択されません。

※モデリングの際に、選択したくないオブジェクトが選択されないようになりますので、選択が簡単におこなえます。

2 「クリップボード」

「カットしてクリップボードにコピー」「クリップボードにコピー」「タイププロパティを一致させる」の3つの機能があります。ビューで、オブジェクトを選択し、そのいずれかをクリックします。
「クリップボード」は、Revitシステムに保存され、どこにされたかユーザーは気にする必要はありません。

コピーされると、「貼り付け」で、プルダウンメニューが表示されますので、下記の6つの選択肢から選択し貼りつけます。

  • ①「クリップボードから貼り付け」:貼り付けたいビューに貼り付けることができます
  • ②「選択したレベルに位置合わせ」:選択すると、レベルが表示されますので、貼り付けたいレベルを選択すると貼り付けられます。レベルは、複数選択(shift押しながら)することができ、選択されたレベルに貼り付けられます。
  • ③「選択したビューに位置合わせ」:注釈等のオブジェクトの場合?(あまり使っていません。)
  • ④「現在のビューに位置合わせ」:そのままです。
  • ⑤「同じ位置に位置合わせ」:同じ位置に貼り付けます。
  • ⑥「選択したレベルに位置合わせ」:立面、断面系のビューで、選択したレベルに貼り付けます。

※「クリップボードにコピー」は、プロジェクトブラウザからの操作もおこなえます。但し、コピーできるのは、「製図ビュー」「集計表」「ファミリのタイプ」です。

他の部分は、グレー表示され選択不可能です。ビューのレベル名を選択し、右クリックしてみるとグレー表示になっているのが確認できます。つまり、できないということです。

プロジェクトブラウザの上記の部分を選択、右クリックすると、メニューが表示されますので、「クリップボードにコピー(C)」を選択します。
その後の操作はリボン部分からの、操作と同様です。

このことからも判るように、ビューはできないことが判ります。しかし、リボン部分からの操作で、一部のオブジェクトを選択し、コピーすることは、前記の解説で可能なことが判りました。

ビューの領域で選択した場合は、コピー不可能です。
このように、「クリップボードにコピー」は、単一のオブジェクトをコピーできることが判ります。

3 「ジオメトリ」

幾何学、形状などの意味で形状などの編集の機能

  • 「切欠き」
  • 「切り取り」
  • 「接合」:ジオメトリを接合、ジオメトリを結合解除、結合順序を切り替えは、RC躯体の結合をおこないます。
  • 「屋根を接合/接合解除」
  • 「梁接合/柱接合」
  • 「壁接合部」

※思い通りに修正できない機能です。あまり期待できません。
よく使うとすれば、「接合」です。RC躯体の結合後、結合順序を切り替えます。同じジオメトリは順序を切り替えることができます。同じジオメトリとは、マテリアルが同じであることです。マテリアルが違うと、結合ができません。これは、オペレーションで慣れが必要になります。

  • 「面を分割」:壁面を分割する機能です。
  • 「ペイント」:オブジェクトの表面のみ、ペイントする機能です。本来は、オブジェクトには、マテリアルを設定しますが、部分的に色を変更したい時などに使用します。あまり、乱用すると、マテリアルの集計や、後の編集作業に支障をきたす場合がありますので、できるだけマテリアルを設定するほうが得策です。
  • 「解体」:フェーズの解体を選択します。

※ジオメトリの修正機能は、慣れが必要です。あまり使用しませんので。合間にでもオペレーションを練習してください。

4 修正:この項目は、よく使う修正機能です。

下記の機能があります。リボンタブには、簡単なビデオ解説がありますので、それを見れば理解できると思います。

  • 「位置合わせ」
  • 「移動」
  • 「オフセット」
  • 「コピー」
  • 「鏡像化-軸を選択」
  • 「回転」
  • 「鏡像化-軸を描画」
  • 「コーナートリム/延長」
  • 「要素を分割」
  • 「ギャップを使用して分割」:ギャップとは、隙間(明き)のことです。
  • 「配列」
  • 「スケール」
  • 「単一要素をトリム/延長」
  • 「複数要素をトリム/延長」
  • 「ピン」
  • 「固定解除」

5 修正/表示

ファイルメニューの「表示」とは異なります。
修正機能では、ビューのジオメトリを選択すると、修正モードが切り替わり、そのジオメトリの属性に関連する修正項目が、新たに表示されます。そのジオメトリに関係ないものは表示されません。
例として、壁を選択してみます。4、項とは異なる機能が表示されるのが、確認できます。

  • 「ビューで非表示」には、要素を非表示、カテゴリを非表示、フィルタで非表示、と要素別に非表示することができます。
    同じように、リボンでクリックしなくても、選択後に、右クリックすると、ポップアップメニューが表示されますので、その中から操作を選択します。

    Revitでは、リボンからコマンド操作を行わずとも、その場でのオペレーションが可能です。作業性としては、こちらの方がスムーズかもしれません。
  • 「ビューグラフィックスの上書き」(筆マーク)
    要素、カテゴリ、フィルタ別にそれぞれの上書きがあります。
    注意点は、固有のジオメトリを上書する訳ですから、後で、どうしたのか忘れてしまい、バラバラのジオメトリが氾濫することになり、収拾がつかなくなります。あまりお勧めしない機能です。
    特定のルールに基づきおこなうのであれば、有かもしれませんが、できるだけ、ビューテンプレートの設定で、処理したほうが得策です。
  • 「選択ボックス」
    選択したジオメトリのみを表示させます。
  • 「計測」
  • 「作成」/
    「アセンブリを作成」:Revit LT には備わっていません。
    「パーツを作成」:壁をパーツ化する機能です。
    「グループを作成」:グループ化する機能です。
    「類似オブジェクトを作成」:オブジェクトを選択し、同じものを別の場所に作成します
  • 「プロファイルを編集」:壁の展開方向の形状を編集する機能です。スケッチにより形状を作成します。
  • 「壁を修正」/「壁の開口」「アタッチ」「アタッチ解除」:壁を修正する機能です。

※修正機能のほとんどは、カテゴリにより、機能がまちまちです。
後に解説する「システムの構成解説」で、解説することにします。

2021.06.30
管理その他概要

1、管理は、プロジェクトの共通事項を設定する、下記の機能があります。

① 設定
② プロジェクトの位置
③ デザインオプション
④ プロジェクトを管理
⑤ フェーズ
⑥ 選択
⑦ 情報
⑧ その他

2-1 プロジェクトの位置

プロジェクトの位置情報を設定します。
日本気象台の気象ステェーションが数カ所表示されていますので、一番近いところを選択します。福岡市のように、海もあれば山もあるような地域の選択には留意点があります。

計画地が海に近ければ、近くの気象ステェーションより、海に近い気象ステェーションを選択する必要があります。海と山では、気象状況が違うからです。最も条件に合いそうな場所を選択します。

計画地の住所欄で、住所を入力すると、下図のようにその位置の地図情報が表示されます。
これらは、後に、配置図の北(プロジェクトの北)や、解析のための情報入手のために利用されます。

これには、気象情報や1年365日の太陽の位置等の情報が含まれます。
日影作成、冷暖房負荷の算定等に利用されます。
ここでは、詳しく解説しませんが、追々、見てみることにします。

2-2 プロジェクトの位置

プロジェクトの位置設定の機能です。解説は略します。

2-3 デザインオプション

デザイン検討のために、色々なパターンを作成することができます。その中から、正式なプランを採用することができます。私はあまり使っていません。

2-4 プロジェクトを管理

① リンクを管理
プロジェクトに、他のプロジェクトをリンクする場合の管理機能です。(右上がリンクしたRevitのプロジェクトファイルです。)他にも、IFC、CAD、DWGマークアップ、点群のリンク管理があります。よく使うのは、せいぜいRevitとCAD(DWG)ぐらいです。

リンクを管理では、リンク名、ステータス、参照タイプ、保存済みのパス、パスタイプ、ローカルエリアの設定ができます。アタッチとオーバーレイが選択できますが、アタッチすると、このプロジェクト自体に保存されます。オーバーレイ(通常はこちらを選択)の場合は、ロードする際に呼び込まれた場所から、再度呼び込まれますので、編集を反映するにはオーバーレイを選択しておきます。

② イメージを管理
ラスター画像を図面に配置したい場合に、「追加」で登録します。ラスターイメージは、案内図の地図や集計表に貼りつけて図面の作成や、デカル転写でレンダリングイメージとして利用します。

③ デカル転写タイプ
「挿入/デカル転写タイプ」をクリックして、設定します。
レンダリングに張り付けるには、「挿入/デカル転写を配置」で面に貼りつけます。

④ 開始ビュー
プロジェクトを再呼び込みする際に、最初に表示される画面を設定することです。

2-5 フェーズ

フェーズ機能は、過去、現在、未来と、建設の過程をコントロールする機能です。よく、改装などの既存図、解体図、改装図と、時系列に図面を作成できます。

「フェーズ作成/フェーズフィルタ」では、フェーズフィルタを設定することができます。フィルタ名で、どのような表示をおこなうか設定します。下図の項目があります。

「管理」に関して、主な機能はこれ終わりです。その他はとりあえず使用頻度は低いと思われます。

2021.06.30
管理概要

管理は、プロジェクトの共通事項を設定する、下記の機能があります。
① 設定
② プロジェクトの位置
③ デザインオプション
④ プロジェクトを管理
⑤ フェーズ
⑥ 選択
⑦ 情報
⑧ その他

1. 設定/マテリアル

マテリアルとは

原料、材料、生地、資料等の意味ですが、Revitでは、壁、天井等の材料を指定することができます。「管理/マテリアル」をクリックすると、「マテリアルブラウザ」が表示されます。「プロジェクトマテリアル、すべて」一覧から任意のマテリアルを選択、OKし割り当てます。ここで、マテリアルを選択し右クリックすると複製、名前の変更等ができますので、似通ったマテリアルを作成できます。

マテリアルの情報

・アイディンティティ
記述情報、製品情報、Revit注釈情報の設定がおこなえます。
この情報は、注釈タグでタグ付けを行うことができます。

・グラフィックス
プロジェクトのグラフィックスの表示オプションのシェーディングの表示設定をおこないます。シェーディング表示は比較的に軽い色つきの表示です。モデリングの際に、3Dビューを回転させながらモデルをチェックする際によく使用します。
シェーディング、サーフェイスパターン(前景、背景)、切断パターン(前景、背景)の設定がおこなえます。
サーフェイスとは、材料の表面のことです。
切断パターンは、その部材が断面で表示される、ハッチング表示です。

※マテリアルを設定すれば、色々な図面表現がおこなえます。

・外観
プロジェクトのグラフィックスの表示オプションのリアリスティックの表示設定をおこないます。
情報、一般、反射率、透過、カットアウト、自己照明、バンプ、テイントの機能があります。最低限設定するのは、「一般/イメージ」です。JPG、PNGファイルを呼び込みます。また、色の調整(調合)も行えます。
詳細な設定もできますが、ここでは略しますので、一通り触ってみてください。

  • ※自己照明:照明器具の光源が設定されます。
  • ※バンプ:レンダリング時の表面の凹凸の設定をおこないます。
  • ※マテリアルの保存場所を、しっかり決めておかないと、他のプロジェクト作成時に、パスが通らなくなり、表現されないケースもでてきます。似通った物件のマテリアルホルダーは一緒が便利です。ファイル管理に留意しましょう。

リアリスティック表示は実際のマテリアルの表示です。モデリングの際の、3Dビューを回転させる場合には重たくなりますので、モデリング作業には不向きです。Revitレンダリング時に使用されます。

・マテリアルライブラリ
下のホームマークに、お気に入り、Autodesk、AECマテリアルのライブラリが表示されますが、ここでユーザー固有のマテリアルをライブラリとしてまとめることができます。
この場合においても、前記したようにパスの設定をおこないましょう。

※詳細なオペレーションについては、講習時におこないます。

2. 設定/オブジェクトスタイル

「管理/オブジェクトスタイル」をクリックすると、「オブジェクトスタイル」ダイアログボックスが表示されます。

モデルオブジェクト、注釈オブジェクト、解析オブジェクト、読み込まれたオブジェクト、が設定されています。

モデルオブジェクトの例では、「カテゴリ」「線の太さ(投影、断面)」「線の色」「線種パターン」「マテリアル」が設定されます。+で展開するとサブカテゴリが表示されますが、Revitのシステムですでにあるものは、ユーザーでは削除編集できません。選択するとグレー表示されているカ所がそれに当たります。それ以外は、任意でユーザーが作成することが可能です。

差し当たって、扱う必要はあまりありません。
線の太さ等は、ユーザーで変更可能です。必要であれば、図面の表示状態をコントロールするために変更をおこなうことになります。
線の設定等は、「設定/その他設定」で設定します。(後に解説)

3. スナップ

カーソルスナップの設定をおこないます。事前値でもほとんど支障がありませんが、カスタマイズが必要であれば、ここで設定します。

4. プロジェクト情報

プロジェクト情報は、システムファミリです。タイプを作成することはできません。
利用法を解説していきますが、各機能は関連性があるため、ランダムな解説になりますが、混乱しないように、意味を理解する必要があります。
既存のパラメータだけでは、設計する上で足らないと思います。
たとえば、建具表とかの仕様の欄が足らないので増やし、建具ファミリのタイププロパティのタイプパラメータの識別情報を設定し、仕様の書込みを自動化するなんてことも、カスタマイズ次第で簡単にできるようになります。

  1. 図面枠、図面リストの情報表示
  2. 建築概要書の情報をパラメータにて表示(クライアント名、設計者等、面積等の表示)
  3. 外部仕上げ表、内部仕上げ表の情報をパラメータにて各図面にタグ(符号付)で表示する。(各伏図、立面図、矩計図、展開図、詳細図等)
  4. 構図の情報をパラメータにて表示
  5. アセンブリ機能で詳細図を書く場合の仕上げ仕様情報をパラメータにて表示する方法
    (アセンブリは、RevitLTの機能にはありません。)

プロジェクト情報

「メインメニュー」-「管理」-「プロジェクト情報」をクリックすると、「プロジェクトのプロパティ」ダイアログBOXがパラメータと値の欄が表示されます。その下にカテゴリ別の「識別情報」があり、その下に設定したパラメータが表示され、「値」の欄に、情報(値)を入力していきます。

後先になりますが、下記で説明するプロジェクトパラメータと共有パラメータを先に設定する必要があります。どのように利用するか、プロジェクト情報の画面説明をします。

下図はカテゴリの「識別情報」を非表示(その欄の右端にある矢印をクリックする)しています。
このように、パラメータが多くなるとガイアログがタテに長くなりますので、ここで表示・非表示をコントロールします。

マテリアルと仕上げ、エニルギー解析、その他の欄表示

新規のプロジェクト情報は下記のようになっています。
「プロジェクトのプロパティ」-「ファミリ」には「システムファミリ:プロジェクト情報」となっており、「タイプ」、「ロード」、「タイプを編集」がグレー表示となっており編集できない状態になっています。これは、システムファミリでRevitの初期設定状態と考えたほうがわかりやすいと思います。パラメータには、初期状態で図のような扱えないパラメータがすでに設定されています。「値」は当然入力できます。

では、各パラメータはどのように設定するのでしょうか。

プロジェクトパラメータ

同じく、「管理」-「プロジェクトパラメータ」をクリックすると、プロジェクトパラメータのダイアログBOXが表示されます。プロジェクトパラメータとは、このプロジェクトだけに設定されたパラメータです。他のプロジェクト、ファミリには共有(反映)することができません。共有するためには、共有パラメータを使用します。

プロジェクトパラメータの画面

共有パラメータ

「管理」-「共有パラメータ」をクリックすると、「共有パラメータの編集」BOXが表示されます。

共有パラメータの画面

「共有パラメータの編集」では、「共有パラメータファイル(S):」、「パラメータグループ(G):」、「パラメータ(P):」とそれに付随するボタンが用意されています。

共有パラメータの編集

(1)パラメータグループの作成

右下の「グループ」-「新規作成」でグループ名を付けて作成します。作成するとパラメータグループ(G)下のBOXに表示されるようになります。
クライアント情報、設計情報、建築概要、外部仕上げ、内部仕上げ、建具、面積、外構、構造、給排水衛生設備、空調換気設備、電気設備等々、あくまでも参考程度ですが、プロジェクトそれぞれのカテゴリを設定し作成するといいでしょう。

(2)共有パラメータファイルの作成

「パラメータグループ」-「パラメータ」を設定した上で、固有の共有パラメータファイルの作成をおこないます。
「作成」をクリックし、適宜フォルダーに作成・保存します。(参考:一般事務所プロジェクト-共有パラメータ.txt)
このように、プロジェクトタイプごとに既存の共有パラメータファイルを編集し保存しておくと、次回の物件で「参照」から選択、ロードし使用するようにします。

初めから、パラメータグループのカテゴリ分けや、パラメータの設定がしっかりしたカテゴリになっているとは限りませんので、どんなパラメータを作成したら良いのか充分検討した上で取り組むようにします。一度設定すると、ファミリ枠にしろ、建具ファミリにしろ、後からいじくるのは大変な手間を要しますので、ここまで作り込むめば、そのプロジェクトはそのまま使用したほうが得策と思います。
次回にカスタマイズして、共有パラメータファイルをバージョンアップ・ファイル名を変えて保存すれば、徐々にしっかりした内容になります。

(3)パラメータの編集(設定)

パラメータの「新規作成(N)」をクリックすると、パラメータプロパティBOXが表示されます。名称部分に「パラメータ」の名前を入力、「専門分野」からカテゴリを選択、「パラメータタイプ」からタイプを選択し、「OK」をクリックします。

プロジェクトパラメータをその都度設定することもできますが、後のプロジェクトですぐに使えない、管理がしにくい等の問題がありますので、私は共有パラメータを構築することをお勧めします。

プロジェクトパラメータの設定

設定した共有パラメータで、ようやくプロジェクト情報に表示する準備ができました。「管理」-「プロジェクトパラメータ」をクリックし、プロジェクトパラメータを表示させます。「追加」クリックで「パラメータプロパティ」が表示されますので、共有パラメータにチェックを入れ、選択ボタンをクリックします。

プロジェクトパラメータの設定

「共有パラメータ」の選択BOXが表示されます。(前の「共有パラメータの編集」のBOXとは異なっているのに注意してください。(混乱しないように)
目的のパラメータグループを(下図ではクライアント情報の部分)から選択し、目的のパラメータ(クライアント本社)を選択し「OK」をクリックします。

共有パラメータの選択画面

「パラメータプロパティ」に戻りますので、「インスタンス」をチェックし、カテゴリの「プロジェクト情報」、にチェックを入れ、「パラメータグループ」より「その他」を選択します。
パラメータデータの名前には、先ほど選択したパラメータがグレー表示されています。
「OK」をクリックし、「プロジェクトパラメータ」が表示されますので、「OK」をクリックして終了します。

共有パラメータ選択後のパラメータプロパティの画面

「パラメータグループ」「その他」を選びましたが、「プロジェクト情報」のパラメータのグループ部分を指します。「プロジェクト情報」を表示してください。上図の「マテリアルと仕上げ、エネルギー解析、その他欄の表示」の、その他の欄にパラメータの「クライアント本社」が表示されています。「値」欄に文字を入力しこれを利用していきます。「文字」を選択した場合は、「プロジェクト情報」のパラメータのグループ部分に「文字」のグループが作成されます。整数・実数・文字・・・等とは違います。あくまでもグループの名称です。勘違いしやすいところです。
表示させたい、グループを選び、パラメータを表示するという具合になります。カテゴリは表示させる場所と理解してください。他のカテゴリにチェックを入れ、数ヶ所にパラメータを表示させることも可能です。しかし、紛らわしくなりますので、特別の場合以外には、あまりお勧めしません。

特記事項

  • ※タイプとインスタンスの意味は、
    タイプ:一つの事象のくくりを命名して作成したもので、いろいろなタイプを作成できる。
    インスタンス:パラメータの値は、変数となり、その都度値が変わることができる。例として、ドアファミリの幅等をインスタンスにすると、名前は同じでも異なるものが、いくつもできてしまい識別できなくなる。インスタンスとするのは、可変可能な事象とすること。
  • ※プロジェクトパラメータ:集計表には表示されますが、タグには表示されません。
  • ※共有パラメータ:複数のプロジェクトやファミリで共有とODBCへの書き出しができ、集計表やタグに表示されます。

いろんなカテゴリを選択して、どこに表示されるか試してみるのも良い方法だと思います。意外とRevitの成り立ちが理解できるかもしれません。

5. グローバルパラメータ

プロジェクトのみで、使用したい時に使うパラメータです。
プロジェクトにおいて、プロジェクトパラメータ、共有パラメータに無く、頻繁に使用する必要がある場合、使い捨て用のパラメータです。
実施において追々、出てくるかもしれませんので、その時にでも解説します。

6. プロジェクト標準を転送

プロジェクトの作成中に、他のプロジェクトを開いている時、他のプロジェクトのデータをコピーします。同じようなプロジェクトのデータを挿入し使用することができます。
実施において追々、出てくるかもしれませんので、その時にでも解説します。

7. 未使用の項目を削除

作成する際に、DWGデータを挿入したり、転送したりすると、いろんなデータ、情報がプロジェクトの中に取り込まれます。例えば、DWGデータの線種とかは、Revitで設定している線種とは異なります。作業中に使わないデータが表示されて選択する際に、多すぎて面倒なことがあります。削除して使いやすくします。

8. プロジェクトで使う単位設定

単位の設定をおこないます。
専門分野ごとに設定をおこなうことができます。専門分野の右をクリックすると、専門分野が表示されますので、クリックします。

専門分野は、共通、構造、HVAC、電気、配管、エネルギーの分野です。

共通の長さをクリックすると、ダイアログボックスが表示されますので、各項目を選択して設定します。

下図は、HVAC/冷暖房負荷をクリックしたところです。冷暖房負荷に関する単位設定をおこないます。

9. 構造設定

10. MEP設定

11. パネル集計表テンプレート

※1-9、~1-11、に関しては、今回講習では解説できません。MEP設定は意匠にも必要なので、後に、簡単に解説します。

12. その他(意外と重要)

「管理/その他設定」下記の設定があります。
前記した「表示/グラフィックスの上書き」で出てきた「線の太さ」等に関連して、表示の基本的な部分です。
当面は、主な設定として、「線種」、「線の太さ」、「線種パターン」が、必修事項です。
その他は、表示のテクニックのようなものです。追々、設定できるようになれば、十分です。

下図は、弊社が設定した基本的な線種です。
弊社が、命名したのですが、「システム線分」と「拡張線分」とわかりやすく分類しています。
「システム線分」は、16種類で、ユーザーは削除できません。太さ、色等は変更できます。
「拡張線分」は独自に設定した線分ですが、実線/細線、中線、太線はシステム線分と、同じなので、システム線分を使用するように設定しました。それも含めて、25種類です。
他にも、規定値の線種がありますが、そのまま残しております。
前にも述べましたが、作業を行うと、CADの線種がプロジェクトに、たくさん入ってきて、選択しづらくなります。そこで、この設定を基本的に守りながら、不要な線種は削除します。
削除しても、プロジェクトから消えて無くなる訳ではありません。Revitは、適当に線種を変換してくれます。

① 線種

下図が、設定した線種です。
ここで、特記すべきは、カテゴリにある規定値の〈***〉で囲まれた線種です。これは、Revitシステムのもので、ユーザーにより変更はできません。その部分を選択すると、右下にある「サブカテゴリを修正」/「削除」と「名前の変更」部分がグレー表示されているのが判ります。これは扱えないということです。他にも、前記した「システム線分」も扱えないことが判ります。
それ以外は、ユーザーが設定できる部分です。
線種には、それぞれ、「線の太さ」「線の色」「線種パターン」が設定されます。それは任意に決めることができます。線種パターンの名前は任意です。弊社は、線種パターン名の前頭に「P」を付けて区別できるように、ネーミングしております。

② 線の太さ

下図は、「線の太さ」設定です。コメントのような意味があります。
例えば、S=1/200の表示と、S=1/50とでは、線の太さの見え方が異なります。S=1/200などのスケールで、線の太さを太くすると、黒塗潰されて図形が見えなくなります。
このようなコントロールを設定するわけです。
1~16は、ペンの番号のようなものです。番号を指定します。

③ 線種パターン

線種パターンの設定ダイアログボックスです。「新規作成」「編集」「削除」「名前変更」がおこなえます。線種パターンは、AutoCADの線種と似ています。

④ その他

その他は、必要に応じて見てみましょう。差し当たって上記を網羅すれば、実施設計には支障ありません。AutoCADと使用されていれば、理解できると思います。

2021.06.30
プロパティ概要

1、「プロパティ」は、カテゴリのRevitファミリの情報が表示されるところです。
 各カテゴリ別に、違ったそれぞれの情報が表示されます。また、「各ビュー、凡例、集計表、シート、ファミリ」のそれぞれの情報が表示されます。
プロパティには、Revitの元々備わっている基本的なプロパティがあります。これは、ユーザーは変更することができません。しかし、ユーザーが「パラメータ」を使って、プロパティの各分類項目にセットすることができます。カスタマイズすることができるということです。

※このように、「各ビュー、凡例、集計表、シート、ファミリ」の情報は、「プロパティ」や「タイプ」等を介して取り扱うことができます。

後に、「パラメータ」については詳しく解説しますが、概要では、「プロジェクトパラメータ」と「共有パラメータ」とがあることを覚えてください。

2、下記は、プロパティが表示される「各ビュー、凡例、集計表、シート、ファミリ」は、プロジェクトブラウザに表示される全ての各項目です。

次に、「プロジェクトブラウザ」については、詳しく解説します。(5つの項目、覚えてください。)

3、カテゴリ別プロパティの主な内容
Revitには「拘束」という機能があります。いわゆるオブジェクトが何処かに対して、固定されることです。このような拘束される側のオブジェクトをRevitでは「ホスト」と呼んでいます。
一例として、下図は、「建築」「壁」のプロパティの内容です。作成中に、ビューで、壁を選択すると、オブジェクトが青で表示されます。「プロパティ」欄を見てみると、「拘束」欄に、下図の内容が出てきます。

  • ①配置基準:配置される壁の位置
  • ②基準レベル:配置される壁のレベル(がホストになります。)
  • ③アタッチ下端:配置された壁が「アタッチ」された場合の下端
  • ④基準高さからのオフセット:基準レベルからのオフセット(距離)
  • ⑤上部レベル:配置された壁の上部レベルが表示される。欄右をクリックすると、レベルが指定できます。「指定」もあります。
  • ⑥指定高さ:上部レベルにて「指定」が選択された場合には、指定高さを入力できます。その場合は、指定された寸法で拘束が成り立ち、オフセット欄がグレー表示されることになります。
  • ⑦上部レベルオフセット:配置された壁上部のオフセット距離です。
  • ⑧上部の延長距離:上部壁の高さを延長します。壁のタイプ編集で、「垂直部材の編集」で、壁を詳細に設定することができます。それに関連して、延長が動作することもできます。
  • ⑨部屋境界:壁は、部屋の境界を認識します。壁で囲まれた部分が、「部屋」となります。
  • ⑩マス

※上記の「①配置基準」では、壁の基準となる位置を、指定することができましたが、「⑨部屋の境界」をどの位置で計測するのか、または、寸法を入れる場合に、壁のどこを基準に選択するのかが重要になります。

配置基準には、「躯体の中心」「壁の中心」「仕上げ面内部」「仕上げ面外部」「躯体面内部」「躯体面外部」の基準があります。 作成していく中で、統一した配置基準でおこなわないと、後に、部屋面積算定する場合や、寸法を作成する場合に、ズレが生じてきます。一般的には、「躯体の中心」で統一します。

二例目として、下図は、「建築」「床」のプロパティの内容です。作成中に、ビューで、床を選択すると、オブジェクトが青で表示されます。「プロパティ」欄を見てみると、「拘束」欄に、下図の内容が出てきます。

  • ①レベル
  • ②基準レベルオフセット
  • ③部屋境界
  • ④マス

※壁と比較すると、項目が少なくなります。Revitはオブジェクトのそれぞれの事象によって、当然のことですが表示内容が異なります。
カテゴリごとに、プロパティの内容は異なります。概要はこれくらいにして、詳細は「建築」の解説時に、詳しくおこなうことにします。

※「拘束」を是非覚えてください。

2021.06.30
プロジェクトブラウザ概要

1.ブラウザとは、一般的に、WEBサイトを閲覧するために使うソフトのことですが、もとになる英単語は「閲覧する」という動詞のbrowse。その名詞形であるbrowserが閲覧ソフトという意味になり、ブラウザと呼ばれています。

Revitの「プロジェクトブラウザ」は、「各ビュー、凡例、集計表、シート、ファミリ」のRevitの情報が表示されますので、ブラウザされます。
各項目の四角の+をクリックすると展開されそれぞれの情報が表示されます。
各項目をクリックして展開して、どんなものがあるか見てみましょう。

2、ビュー

展開すると、このように表示されます。(初期値では、平面図、天井伏図、3Dビュー、立面図、凡例、集計表、シート、ファミリ、グループです。)そのまた下をクリックすると、平面系では、各レベルが表示され、立面系では、※面が表示されています。

① 初期値でレベルを作成する場合は、立面図のどこでもかまいませんが、「南」をクリックするとビューが表示され、レベルが表示されます。ここで、レベル2の線をクリックした後に、リボンの編集機能が表示されますので、「コピー」を選択し、上にドラッグすると、青色で仮寸法が表示されますので、適当に任意のところでクリックすると、レベル3が作成されます。その他の階を作成する場合は、繰り返すと、レベルが作成されていきます。

② これだけではまだ、作成したレベルが表示されていません。表示/作成/平面図をクリックすると、先ほど作成したレベルが表示されますので、それぞれの作成しようとするビューを選択すると平面図の下にレベルが作成されます。

③ 実務では、もっと使いやすいようにカスタマイズする必要があります。

④ 「プロパティ/識別情報」に「ビューの種別」というパラメータを設定し、ユーザーが入力できるように設定します。

※プロジェクトブラウザのそれぞれが、ビューの種別ごとに、グループ化仕分けされて表示できるようになります。
例えば、「平面図」という簡略スケールのビュー(一般平面図等)や、「平面詳細図」や「部分詳細図」などのビュー種別を設定し仕分けすることなどです。

設定は、「ブラウザ/ビュー(レベル順)」を選択、右クリックすると、次のように表示されます。

次に、「ブラウザ構成」をクリックし、次のようにダイアログボックス表示されますので、「レベル順」を選択、編集から、「ブラウザ構成プロパティ」/「次の並べ替え方法・・・」で、予め作成した「共有パラメータ」である「ビューの種別」を選択します。

上記が設定されると、前記した「プロパティ/識別情報」欄に、「ビューの種別」が表示され、ユーザーが入力できるようになります。共有パラメータの設定については、後に解説することにします。

⑤ 次にここでは、レベル1、2、3・・とかが表示されていますが、「ビューの種別」を設定すると、初期値は「???」と表示されます。
これは、まだ、「ビューの種別」が設定していないためです。何も種別が無いので「???」となります。「ビューの種別」を入力するか、すでに存在する識別を選択すると、ブラウザの表示が自動的に分類されます。

※「ビューの種別」のパラメータ名(変数)=「値」とは、パラメータであるビューの種別の識別です。いわば、AとかB等の文字列で、何でも構いません。ユーザー任意の識別子を付けます。

⑥ 実務では、たくさんのビューが作成されていきます。その場合、むやみにビューの種別を作成すると、元の基準となっていた、レベルの名前が変更されるわけですから、元となるレベルが不明瞭となりがちです。実際に図面として使用するビューは、例えば、レベル1をクリックし、右クリックし、複製名前を付けて作成します。そうすることで、1階平面図(S=1/100)や、1階平面詳細図(S=1/50)などのビューを、ビュー種別を識別させて作成しますので、複数の図面を作成することが可能です。

※プロジェクトブラウザの機能は、Revitで実務を行う際に、優れたビューの管理を行うものです。
基本的な考え方、オペレーションを十分に理解する必要があります。

2021.06.29
ファミリ概要

1、Revitの成り立ちは、ファミリの集合体です。
「カテゴリ」とは、「挿入/ライブラリからロード/ファミリをロード」を選択すると、
C¥ProgramData\Revit\RVT2019\Libraries\Japan、のライブラリのホルダーが開かれます。
この項目が、Revitの「ファミリカテゴリ」に当たります。
ちなみに、RUGが公開している、
C¥ProgramData\Revit\RVT2019\Libraries\Japan_RUGというライブラリもあります。

2、ファミリエディタ(ファミリの作成ツール)

一から作成する場合は、Revit初期画面の「ファミリ/新規作成」より、ファミリエディタを起動し作成していきます。 プロジェクトから作成、編集する場合は、例として「プロジェクトブラウザ/ファミリ/ドア」より、ファミリ名「アルミ製片開き框ドア」を選択、右クリックしドロップダウンリストの「編集」を選択すると「ファミリエディタ」が起動します。ファミリの編集や複製はこれから行うことができます。

※ファミリの解説は時間が長くなりますので、概要ではこれぐらいにして、後に解説することにします。

2021.06.29
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