1-13コマンドファイルの機能
ファイル/「新規作成」「開く」「保存」「名前を付けて保存」「書き出し」「出力」「閉じる」の、5つの機能があります。ファイルをクリックすると表示されます。右側には「最近使用したファイル」の一覧が表示されます。その下には、「オプション」が表示されます。
1.「新規作成」
下記のRevitファイルを作成します。
- 「プロジェクト」:「プロジェクトの新規作成」ダイアログボックスのテンプレートファイルの欄から選択し作成します。一般的に、意匠設計は、「建築テンプレート」を使用します。OKすると、プロジェクトファイルが作成されますが、まだ保存されていませんので、名前を付けて保存します。
- 「ファミリ」:クリックすると、ファミリのテンプレートが表示されます。ホルダーの場所は、「c:\ProgramData\AutoDesk\RVT2019\FamilTemplete\Japanese\」のインストールされた、既定の場所です。ファミリテンプレートのカテゴリから選択して、作成を始めます。
- 「コンセプトマス」:上記、ファミリと同様に、「コンセプトマス」下に表示されます。
- 「図面枠」:上記に同様です。
- 「注釈記号」:上記に同様です。
2. 「開く」
既存のファイルを開きます。主に。「プロジェクト」ファイル、「ファミリ」ファイル等を選択します。
3. 「保存」
アクティブなプロジェクトを、上書き保存します。
4. 「名前を付けて保存」
「プロジェクト」「ファミリ」「テンプレート」「ライブラリ」を、新規に名前を付けて保存します。既存のファイルとは、別のファイルが保存されます。アクティブな状態でない場合には、グレー表示されています。
5. 「書き出し」
CAD型式などの、各種のデータ形式に書き出しします。イメージ及びアニメーション、集計表等のレポート、CAD型式などのオプション、が書き出されます。
6. 「出力」
「出力」「出力プレビュー」「出力設定」をおこないます。クリックすると、下記のダイアログボックスが表示されます。
ネットワークで接続されている印刷可能なプリンタが表示されますので、OKで印刷されます。
また、PDF型式などもサポートされています。
Revitの特殊な機能として、「選択されたビュー/シート」がありますが、ビューのみやシート(図面)を選択することができます。打合せ時に出力するPDF型式など、直接出力します。
また、下記のように設定することができます
必要なものだけを、選別して名前を付けて保存するなど履歴を残すことができます。
例として、「2020/06/05-第1回打合せ用意匠図」等の名前を付ければ、変更後の同じ図面範囲を、名前を変えて保存し直して残すことができます。
7.「オプション」
・「一般」:ダイアログボックスの項目設定がなされます。
・「ユーザーインターフェイス」
ユーザーインターフェイスに関する設定がなされます。
・「グラフィックス」
グラフィックスに関する設定がなされます。主に、「色」では、オブジェクトを選択した際の、色を指定します。
仮寸法文字の外観では、サイズの設定がなされます。これは、作業中の仮寸法文字が小さくて見づらい場合に、少し大きめにすると効果があります。
・「ハードウェア」
搭載されているグラフィックボードが表示されます。
・「ファイルの場所」
プロジェクトの新規作成する際のテンプレートファイルが設定されます。ユーザーのテンプレートファイルを緑の+で追加すると、新規作成時に表示されるようになります。
「配置」では、ユーザーのライブラリのパスを設定できます。
・「レンダリング」
マテリアルのパスを緑の+で追加することができます。
・その他のスペルチェック等の設定がおこなえるようになっています。通常は、事前値で設定する必要はありません。