BIM建築設計
プランニングピープル

1-06プロパティ概要

1、「プロパティ」は、カテゴリのRevitファミリの情報が表示されるところです。
 各カテゴリ別に、違ったそれぞれの情報が表示されます。また、「各ビュー、凡例、集計表、シート、ファミリ」のそれぞれの情報が表示されます。
プロパティには、Revitの元々備わっている基本的なプロパティがあります。これは、ユーザーは変更することができません。しかし、ユーザーが「パラメータ」を使って、プロパティの各分類項目にセットすることができます。カスタマイズすることができるということです。

※このように、「各ビュー、凡例、集計表、シート、ファミリ」の情報は、「プロパティ」や「タイプ」等を介して取り扱うことができます。

後に、「パラメータ」については詳しく解説しますが、概要では、「プロジェクトパラメータ」と「共有パラメータ」とがあることを覚えてください。

2、下記は、プロパティが表示される「各ビュー、凡例、集計表、シート、ファミリ」は、プロジェクトブラウザに表示される全ての各項目です。

次に、「プロジェクトブラウザ」については、詳しく解説します。(5つの項目、覚えてください。)

3、カテゴリ別プロパティの主な内容
Revitには「拘束」という機能があります。いわゆるオブジェクトが何処かに対して、固定されることです。このような拘束される側のオブジェクトをRevitでは「ホスト」と呼んでいます。
一例として、下図は、「建築」「壁」のプロパティの内容です。作成中に、ビューで、壁を選択すると、オブジェクトが青で表示されます。「プロパティ」欄を見てみると、「拘束」欄に、下図の内容が出てきます。

※上記の「①配置基準」では、壁の基準となる位置を、指定することができましたが、「⑨部屋の境界」をどの位置で計測するのか、または、寸法を入れる場合に、壁のどこを基準に選択するのかが重要になります。

配置基準には、「躯体の中心」「壁の中心」「仕上げ面内部」「仕上げ面外部」「躯体面内部」「躯体面外部」の基準があります。 作成していく中で、統一した配置基準でおこなわないと、後に、部屋面積算定する場合や、寸法を作成する場合に、ズレが生じてきます。一般的には、「躯体の中心」で統一します。

二例目として、下図は、「建築」「床」のプロパティの内容です。作成中に、ビューで、床を選択すると、オブジェクトが青で表示されます。「プロパティ」欄を見てみると、「拘束」欄に、下図の内容が出てきます。

※壁と比較すると、項目が少なくなります。Revitはオブジェクトのそれぞれの事象によって、当然のことですが表示内容が異なります。
カテゴリごとに、プロパティの内容は異なります。概要はこれくらいにして、詳細は「建築」の解説時に、詳しくおこなうことにします。

※「拘束」を是非覚えてください。